ここで挙げているエンコーダはCDexで使用できるものです。

LAME

 現在最も音質が良いと私が思っているMP3エンコーダ。ただしまだまだ開発が盛んで、これからはVBR等がよくなっていくと思われる。CBRの320kbpsでエンコードしたものを原音と比較できる人が本当にいるのか疑わしいほど。

 私の使い方としては320kbpsでエンコードしてCD−Rに焼いて(このビットレートでも一枚のCD−Rにアルバム4〜5枚分入る。)音楽ファイルを管理している。CRCチェックとID3タグというWAVEファイルにはない機能があるので、管理しやすい。(これは他のどのエンコーダでも同じだが、容量をほとんど気にしないでパソコンで管理するにはこれが現在は一番だと思っている。)

午後のコーダ

 日本で一番有名と思われるMP3エンコーダ。とにかく爆速。これは上のLAMEをもとに高速化してあるが、高速化のために多少目をつむっている部分があったりもとにしているLAMEのバージョンが古かったりするので、私は使っていない。320kbpsでは午後のコーダでも原音と比較できないが、なんとなく使わない。しかし開発者達の最適化技術はLAME開発者と並んで賞賛に値する。

WMA

 Microsoftが開発したネット配信用の圧縮形式。128kbps以下の低ビットレートでは最強と思われる。しかし低ビットレート用にチューニングされているので、高ビットレートではMP3に敵わない。ちなみにCDexでもCD2WAV32でもWMAエンコードに対応しているが、DLLが要るのでWinampのフルバージョンをインストールすること。

 お勧めの使い方としては、ネットで使うこと(著作権には気をつけて。よく分からないならとにかく音楽データをインターネットに流さないようにして。ダウンロードは可)。そして対応しているウォークマンで使うことである。

 特にPOPSやロックやユーロビートなどシンセ等の電子音が入っている曲を128kbpsで圧縮した場合LAMEではすぐに分かるくらい音が変わってしまうが、WMAなら聞き分けが難しいくらいだ。逆にクラシック等自然な楽器の音は苦手らしいが、私はそういった音をあまり聞かないのでその辺は分からない。ただ20kHz以上の音をカットしてしまうのは高音重視派の私としては残念だ。21kHzなら文句ないんだが・・・。今後160kbps以上のビットレートでのローパスフィルタカットをしてもらいたい。

Ogg Vorbis

 最近開発がはじめられたエンコーダ。将来MP3にライセンス料が取られる可能性があるということで開発が開始された。MP3がとても古い規格であり、高音質を目指すときにいくつもの問題を乗り越えないといけないのに対して、Vorbisはフォーマットをどこかの標準化委員会が決めたりしていないので、フォーマットを開発者が簡単に変えられる強みがある。

 将来MP3にとって変わると思うが、現在はまだ開発が始まったばかりの不安定な状況なので実際に利用はしていない。しかしベータバージョンのエンコーダでいろいろテストしていると現時点でも音質はMP3を超えているようだ。(注:CDexについているエンコーダを使うときはバージョンに注意。バージョン1は音質最悪だった。ここで音質が良いといっているのはバージョン2。)

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